まつい眼科│横浜市西区戸部本町,高島町駅,戸部駅,横浜駅

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平成28年6月

10年以上コンタクトレンズを使用しています。よく目が乾く感じがしますが、特に点眼薬などは使っていません。やはり何かした方がいいでしょうか。

コンタクトレンズ(以下CL)の患者さんを診察していて気が付くことはたくさんあります。

まず第一に、アレルギー性結膜炎や角膜乾燥症などがあるのに、治療もせずにCLを使っている人がいる事、度数や乱視などが適正に合っていないCLを装用している人がけっこういる事です。

充血や、目やにや、乾燥感があったら、先ずCLをしばらく止めて、目の病気をきちんと治さなければいけません。
現在は使い捨てCLが全盛ですが、かなり進歩していて、酸素透過率や保湿力が良くなっており、角膜乾燥症でも苦労なく使えるものがあります、アレルギー性結膜炎があっても医師の管理のもと、1日2回点眼の抗アレルギー点眼薬併用で大丈夫なことも多いのです。

45歳前後になると老眼が入ってきますが、適正な遠近両用CLで解決します、遠くも近くも適当に見える弱矯正のCLを使っている人がいますが、それでは目が疲れてしまいます、メガネに比べCLは光学的矛盾が少ないので正しく合ったCLを使って遠くも近くもきちんと見えるようにすると、肩こりや首筋の痛みまで消えて快適になることがよくあります、乱視矯正ができて、しかも遠近両用となっているCLというのは無いので、この場合は優位眼(利き目)は乱視矯正をして正確に遠くを見せ、他眼を乱視矯正のない遠近両用のCLにすると遠くも近くも見えて目の疲れが無くなり、また便利になります、CLはきちんと合っていなくても気が付かないでいる事があるので、どうも目が疲れると思ったら医師とよく相談して、自分に合った正しいCLを使いましょう。

若い女性の間で、カラーSCLが人気を集めています、黒目の色を変えたり、大きく見せるためのものですが、酸素の透過性が悪く、また一部のものでは角膜内面にプリントされた色素により角膜が障害されます、普通のSCLに比べて眼障害が非常に多く角膜潰瘍などの重篤な角膜障害を起こす場合もありますので、お勧めできません。

 

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